くらしのはなし

相手の背景に沈む

年齢を重ねていくと何が変わるんだろうか。三十代半ばになって、少しずつなのだけれど、相手の背景に沈む、ということをじんわりと実感するようになってきた。誰かにとって、僕は図ではなく、地として位置付けられているようなあり方で、存在する。そして、…

普通って難しい

普通が一番難しい。 こういう言い方、けっこうあちこちで聞きますよね。 普通に学校を卒業して 普通に就職して 普通に働いて 普通に結婚して 普通に子どもを育て 普通に定年を迎え 普通に老後を過ごす みたいな。 なかなかそういうコースをたどれない、 たど…

時代が変わることの豊かさ

時代が平成から令和にかわりますね。 時間の感覚ってふしぎですね。本来ならなんでもない時間の流れのなかにチョキチョキと切れ目をいれて、それでそわそわしてしまう。 天皇制が根付いているからこそ、今回の令和への移行にもそわそわしてしまう。ニュース…

あなたはまたきっとこんなことをするでしょうね

少しずつ、少しずつ、どういう人と仲良くやっていけばいいだろう、と考えるようになった。いろんな人と知り合っていって仲良くしていっても、どうも深い話ができないなあと思うことや、なんだかこの人とやり取りするのが少ししんどいなあ、と思うこともある…

予定を立ててホテルに泊まる

広島出張に行ってきました。出張は半年前から決まっていたんですが、ホテルを取ろうと動きだしたのが出張のほんのちょっと前だったので、連休中ということもあり、出張先まで1時間半くらいかかる場所、しかもいつもの倍以上の値段という、なんとも切ない場…

翌朝に届くその速さ

まさかこんな日がくるとは、というような出来事がおこりました。スマホの画面のひびわれです。ふんふんひとりで町をあるいているときに、ふっと落としてしまったのです、目の荒いコンクリに。あわてて見てみると、画面のひだり端のほうがぐしゃぐしゃになっ…

部屋の広さと狭さ

地元は観光地なので、偉人の旧宅やアトリエの再現みたいな場所がちょこちょこある。そういう場所にいくと、なんだろう、あれ?思ったよりせまいな、という感覚が生まれてくる。旧宅や、アトリエって、基本的には何も置いていない。何も置いていないってこと…